バンダイナムコエンターテインメントは、つねにアソビに本気に取り組んでいます。その姿勢は、オフィスのあちこちにもあらわれており、社内イベントもこだわってます! 第1回目は、社員個人のお誕生日をお祝いする「バンナム誕生会」の様子をご紹介。
「バンナム誕生会」に潜入してみた
アソビモット読者のみなさん、こんにちは。
遊ぶことばかり考えていて、エンタメ企業の採用試験に全落ちした、ライターのわっしーと申します。
エンタメ企業に入りたかった未練タラタラの私が、なんやかんやありましてバンダイナムコエンターテインメントに潜入する機会がもらえたので、社内の様々なことをレポートします。
バンダイナムコエンターテインメントでは、年間を通じていろいろな社内イベントが行われているそうなんですが、規模の大小や参加人数に関わらず、アソビ心を欠かさないんだとか。
「エンタメ企業って普段、どんなことしてるのか知りたい!」とアソビモット編集長・ナカノさんに言ってみたら、毎月1回開催の、誕生月の社員をお祝いする「バンナム誕生会」に案内してくれました。
誕生会は社員同士の交流の場
ライター・わっしー(以下、わっしー):なぜ、会社でお誕生日会をするんですか?
編集長・ナカノ(以下、ナカノ):元々、統合会社ということもあり、社員同士の交流の場があまりありませんでした。そこで、立場を問わず、部署を超えて、社員同士がプロジェクト以外でコミュニケーションを取ってもらいたい、という社長の想いもあり「バンナム誕生会」が始まったんです。
わっしー:みなさん、ほどよい感じで盛り上がってますね。
ナカノ:2013年から始めた会なのですが、最初のころは「これはどういう楽しみ方をすれば……?」と社員もちょっと戸惑ってる感じだったようです。今ではそんな雰囲気もなくなりましたね。
わっしー:社長と若手社員が、めっちゃ話してますね。
ナカノ:社長が一人ひとりと直接お祝いをするというコンセプトは、お誕生日会当初から変わらずです。立場や役職関係なく、参加した社員全員としっかりお話ししているんですよ。取締役も毎月2名参加しています。
わっしー:なるほど。2013年からということですが、誰が運営してるんですか?
ナカノ:会の運営は、広報の若手メンバーが中心となり、総務部、人事部と連携してプロジェクトとして運営しています。とりあえず最初の1年目はやってみて……。2年目からは、もっと良くするにはどうしたらいいんだろう? と毎年試行錯誤しながら、手作り感満載でお届けしています……!
とにかくオリジナリティにこだわる
ナカノ:パーティーに欠かせない食事、カトラリー、会場装飾などは、もちろん出来合いのものでもいいのですが、せっかくのお誕生日会ですし、社内イベントでしか食べることができないものや、限定のお土産などを用意して楽しんでもらいたいと思ってます。
わっしー:なるほど。こだわっていることって、なんですか?
【ここが“アソビモット”!】
・その1:会場装飾もオリジナル
ナカノ:会場が社員食堂なので、タペストリーやパネルも置いて、お祝いムードを出してます。
・その2:ハンバーガーに企業理念「アソビ」の焼き印
ナカノ:バンダイナムコエンターテインメントの企業理念「アソビきれない毎日を。」を策定したときに、「アソビ」の焼き印を作りました。焼き印を作った当初、社食のメニューに使ったりしていたんですけど、今回のお誕生日会ではバンズにも入れてます。バーガー袋とピックにもパックマンや『太鼓の達人』シリーズのどんちゃん・かっちゃんといったキャラを入れてます。
・その3:パックマンのピンチョス
ナカノ:黄色いトマトがパックマン、ソーセージがゴーストになってます。少し気づかれにくいんですが、気づく人は気づきますね……。
・その4:お皿やコップもオリジナル
ナカノ:お箸袋にも企業理念のコピーが印刷されています。あと、お手拭きの白いウェットティッシュは普段よく見かけますが、せっかくならバンナムカラーにしたくて、赤と黄色とオレンジを注文しました。
・その5:お誕生月ごとにケーキのデザインを変える
ナカノ:12か月分の、全てのお誕生日ケーキのデザインを変えています。初年度は1段だったケーキも、2年目には2段、3年目には3段……とバージョンアップさせていまして。
わっしー:その翌年は4段に……?
ナカノ:いえ、さすがに段数を増やすのも限界だなってなったんですよ。なので、2017年は3段目をその月にちなんだモチーフケーキを入れたりしていました。次はどうしようか困ってます。
わっしー:お誕生日に欠かせないケーキも、毎年ちょっぴりデザインを変えているんですね。次はどんなケーキになるのか気になります。
・その6:アソビの文字入りだるま
ナカノ:縁起物のだるまに企業理念を入れてみちゃいました。毎年色を変えていて、机の上に飾っている社員もけっこう多いんです。
わっしー:目を入れたくなる! 何か素敵なお祝いごとや目標を作っちゃおうかな、という気持ちになりますね。
年度末の抽選会までわくわくが続く、バンナムドリーム宝くじ
ナカノ:自分のお誕生月が終わってしまうと1、年後まで何もないですよね。せっかくですから、1年間を通じて楽しめるイベントにしたいということで考えたのが宝くじです。
【さらに“アソビモット”!】
・バンナムドリーム宝くじ
ナカノ:なんでもほしいもの(常識の範囲内で)がもらえる宝くじです。
わっしー:えっ、なんでも!?
ナカノ:毎年の年度末に1度、抽選会が行われ、社長がゲリラ的に当選者のもとを訪れて当選発表します。当選した社員は他の社員たちの注目を集める中、20秒以内にほしいものを答えないといけないんです。
特に運営側がこの秒数を指定したわけではないんですが、いつのまにかそんな緊張感のあるルールになっていましたね……。
わっしー:なんでもほしいものをもらえるというのに、「当選したら、洗濯機が欲しい」なんて声が聞こえてきました。根が真面目。
何を話しているのかな? と気になり、テーブルに近寄って話の輪に入ってみました。
各テーブルには、こんなものが置いてありました。
ナカノ:有名人お誕生日リスト、自分の長所がわかるリストです。各テーブルに置いています。
わっしー:さっき一瞬だけ話の輪に入れたとき、芸能人と誕生日が一緒ということで、会話が盛り上がってました。
このリストがあると、輪のなかに入るのが苦手な人でも会話のきっかけにできそう。
最後は、お誕生日会に参加してくれたお礼として、お土産が渡されます。
ナカノ:持ち帰りができるものを渡すことで、社員の家族にも会社の楽しそうな雰囲気を感じてもらいたいなと思っています。
わっしー:社員のお子さんとか、喜んでくれそうですね。
1時間ほどのお誕生日会。社員のみなさん自然と楽しそうに会話をしていて、居心地のよさそうな大人な、優しい雰囲気のお誕生日会でした。
取材後記
「バンナム誕生会」に潜入してみて、バンダイナムコエンターテインメントは社員一人ひとりにお祝いの気持ちを伝え、大切にしている会社なんだな、と思いました。
社員が楽しめる工夫を社員みんなで考え、そしてその場をみんなが自然と楽しめる。そんな企業風土が、バンダイナムコエンターテインメントには根付いているようです。
取材・文/わっしー
ライター。エンタメに関わる仕事をしたかったけれど、私生活で遊ぶことばかり考えていて、エンタメ企業の採用試験に全落ち。Webメディア「アソビモット」 では、バンダイナムコエンターテインメントの社風やカルチャーをお伝えする記事を書きます。