「アソビ」で日本をもっと楽しく! という想いのもと、日本全国の地域やイベントなどを応援するバンダイナムコエンターテインメント。2018年10月には、「東北・みやぎ復興マラソン2018」の会場で「アソビ」空間を創り出しました。
どんちゃん、かっちゃん、バチお先生などなど。太鼓の達人のキャラクターたちがみんなを応援!
東北・みやぎ復興マラソンは、宮城県名取市、岩沼市、亘理(わたり)町で開催されるマラソン大会。ここに、どんな「アソビ」が登場したのでしょうか。2018年10月14日の会場と、バンダイナムコエンターテインメントブースを取材しました。
東北・みやぎ復興マラソンとは?
2018年で2回目を迎えたマラソン大会。2018年10月13日に開幕祭やファミリーマラソンなどが行われ、14日の大会では全国各地から集まった1万3000人が名取市、岩沼市、亘理町の海岸線を走り抜けました。津波対策で整備された「かさ上げ道路」など震災の地を走り、再生しつつある被災地のいまを知ってもらいたい、来場者と一緒に元気を創り出したい、というコンセプトの大会です。
バンダイナムコエンターテインメントの日本各地で「アソビ」を創出し、日本を元気にしようというプロジェクト、BNJ PROJECT の「アソビ」で日本を元気に! という想いとまさにぴったりなイベントです。
メイン会場は、岩沼海浜緑地(岩沼市)。会場ではさまざまなイベントが行われるとともに、「復興マルシェ」にはたくさんの食べ物ブースが出展するのも話題です。
盛り上がるメイン会場に、「アソビ」空間出現!
当日の気温は18℃。曇りで少し肌寒いくらいですが、ランナーにとっては走りやすいマラソン日和。午前9時35分、スタートの合図とともに、フルマラソンのランナーたちがぞくぞくと駆け出して行きます。
ランナーを見送り、会場を一巡り。東北のおいしいものを一同に楽しめる「復興マルシェ」は、大会の名物のひとつ。応援にきた家族連れにも、またゴールしたランナーたちにも人気。お昼前になると、長蛇の列ができ、売り切れてしまう人気店があるほど。
ゆっくりとマルシェを巡っていると……。ありました! バンダイナムコエンターテインメントのブース!
パックマンや太鼓の達人のキャラクター達が出迎えてくれます。
参加してみてわかる楽しさ。子どもも大人も「アソビ」に夢中!?
「太鼓の達人」のキャラクターたちが、出迎えてくれるバンダイナムコエンターテインメントブースのテーマは、「宮城をモットアソぼう」。東北・みやぎ復興マラソンで創り出したアソビは3つあり、参加して体を動かして楽しめるアソビもありました。 さっそく、遊んでみましょう!
どんちゃんたちと「宮城をモットアソぼう」! オリジナルフォトスポット
ここは、オリジナル フォトブース。「太鼓の達人」のキャラクターたちが、マラソン大会にちなんだ衣装を身に つけた東北・みやぎ復興マラソンの限定パネルです。「どんちゃん」「かっちゃん」などさまざまなフォトプロップスの中から、好きなものを手に取って撮影できます。
「写真撮りたい!」とやってきたのはおじいさんとお孫さん。「息子(お孫さんのお父さん)がフルマラソン走るから、その応援」とのこと。お孫さんたちは、「どれにしようかな」とフォトプロップス選びに夢中です。家族連れに人気のフォトスポットですが、午後になると、ゴールしたランナーたちも笑顔で記念撮影。「太鼓の達人」のキャラクターたちは、大人にも子どもにも親しまれていました。
会場内をぐるりと一周!? 頭と足を使う謎解きゲーム「伝説のランナーを探せ」
謎解き用紙に書かれたヒントに従って、会場内の謎スポットを巡りながら試練(問題)を解いていくゲームです。
どんな試練があったのか1つ紹介。こちらは「図形の試練」のヒント。このヒントをもとに問題を解いていくと、浮かび上がる文字が……。難しい問題もある中、すぐに解いて次に進む子どもたち。さすが頭が柔らかい!
ブースには、答えを導き出した子どもたち、親子が続々と戻ってきます。しかしまだ試練は終わりません! 受け取ったのは「最終試練カード」。カードに書かれたヒントに従って解答用紙を折っていくのですが、これが難しい! 見事試練を突破できると、イベント限定の「クリア賞状」がプレゼントされます。
最終試練に挑む子どもたちからは「どうやって折るの?」「わかった!」「お母さん、わかる?」というたくさんの声。会場内を一緒に歩いて、難しい試練に挑む「アソビ」にお父さんやお母さんも子どもと一緒に夢中になり、家族みんなで楽しめる時間を作ることができていました。
ディスゲッターで「太鼓の達人」のキャラクターたちと一緒に遊ぼう!
柔らかい素材でできているドッチビーディスクを9つの的に当てるゲーム。今回の「アソビ」のなかでは一番人気で、「これ、やってみたい!」とチャレンジする人が続々と訪れました。
5枚のディスクで離れた場所から的を狙います。5回すべてヒットする子どもに周囲からは「おお~」という感嘆の声があがりました。楽しそうに遊んでいる姿を見て「私もやりたい!」となる人が多く、大人も負けじとチャレンジする様子も見られました。シンプルで分かりやすい「アソビ」だからこそ、子どもから大人まで誰もが気軽に楽しむことができていました。
今回、「アソビ」に参加した人には、「太鼓の達人」のオリジナルステッカーを、また、アソビストアに会員登録された方には、パックマンのゼッケン留めがプレゼントされました。
謎解きやディスゲッターで遊んでいるうちに、時刻はお昼過ぎ。フルマラソンのランナーがゴールし始め、会場も大賑わい! バンダイナムコエンターテインメントブースにも走り終わったランナー、応援の親子がブースに訪れ、記念撮影やディスゲッターを楽しんでいました。2日間で、ブースを訪れた人は約2,000人! 大人も子どもも、「アソビ」に夢中になるとおもわず笑顔になるのが印象的でした。
バンダイナムコエンターテインメントからも、12人の社員がフルマラソンに出場しました。その中、トップでゴールしたのは、総務部 平 秀之さん 。コースや沿道の応援について感想を聞きました。
━━どんなコースでしたか?
全体的にフラットで走りやすいコースです。今日は気温もそれほど高くなかったので、タイム更新をしたランナーも多かったのではないでしょうか。エイドがすばらしく、東北の物産が目白押しです! はらこめし、いなりずし、一口そば、せり鍋、ホタテの浜焼き、笹かまぼこ……。見事なまでのエイドの充実ぶり! 全エイド制覇、思う存分東北名物を堪能させていただきました。
━━走りながらどんなことを感じましたか?
津波の被害を受けた浸水地域を走るので、被害の大きさをあらためて感じるとともに、元気に復興していることに勇気づけられました。なんといっても、沿道の応援がすばらしかったです!「東北に来てくれてありがとう!」「東北を走ってくれてありがとう!」と声をかけてくれて、本当ならこちらが「応援してくれてありがとう」なのに……走りながらそんな想いがこみ上げてきました。
2回目を迎え、ますます盛り上がる東北・みやぎ復興マラソン。託す想いとは?
マラソン大会を主催する仙台放送 マラソン事業室長の山口浩一郎さんに、大会への想いをお伺いしました。
━━参加した人たちにどんなことを感じてもらい、どのように楽しんでもらいたい大会でしょうか。
東日本大震災で甚大な被害を受けた地域を走ることで、復興に向かう東北を感じてもらいたい、県内外の人と元気を分かち合いたい、みんなで前向きに歩む想いを共有する場にしたい、という想いを込めて始めたマラソン大会です。
第1回を終えたとき、参加者から「汗も出るけど涙も出るマラソン大会」「東北を元気にするつもりで来たのに、こちらが元気づけられた」という声を聞き、とても勇気づけられました。そんなランナーに、マラソンも、会場の復興マルシェも楽しんでもらいたい。そして、ご自身の地元に帰ってから復興マラソンで感じたこと、見たことを発信してもらえればと思います。
━━スローガン、「心をひとつに」に込めた想いは?
大きな被害を受けた人も、その復興を願う人も、みんなを笑顔にしたい。世界中で自然災害が起きていますが、人々の想いがひとつになれば、乗り越えていける。そんな想いを込めています。
これからも東北・みやぎ復興マラソンの成長を、見守っていただければと思っています。
【取材後記】
東北をもっと元気にしたいという想いを込めて開催される「東北・みやぎ復興マラソン」。
バンダイナムコエンターテインメントの「アソビで東北を元気にしたい!」という想いが詰まった今回の「アソビ空間」も、たくさん遊んで楽しんで、笑顔があふれる場所になりました。これからもバンダイナムコエンターテインメント、BNJ PROJECTは、日本全国に「アソビ」を仕掛けていくそう。あなたの地元に来たらぜひ楽しんでみてくださいね!