2019年10月19日、20日に東京ドームで開催された「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル」。バンダイナムコグループから生まれたアイドル、そしてタイトルのテーマソング・主題歌を担当する豪華アーティスト達が出演したこのフェスのセットリストとレポートを<DAY1>と<DAY2>の2回に分けてお届けします。
<DAY1>ファン大熱狂!作品愛あふれる神セットリスト39曲
バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル1日目となった<DAY1>。会場の東京ドームにはイベントスタート前から熱気が充満。
オープニング映像で出演アーティストの名前がモニターに表示されるたび、それぞれの作品やアーティストのファンを中心に会場は大盛り上がり。集まったオーディエンスの期待の高さが伺えました。
『アイドルマスター SideM』が飾る最高のオープニング
イベントのトップバッターとなったのは『アイドルマスター SideM』。ユニゾンで歌い上げる力強い『Beyond The Dream』で、一瞬でファンを魅了。虹色に輝くステージに合わせるように、客席のペンライトも色とりどりの光を瞬かせていました。
「みんなで最高な1日にしましょう!」との言葉とともに、世界中のさまざまな国でのライブをコンセプトとした楽曲シリーズ『THE IDOLM@STER SideM WORLD TRE@SURE』から3曲を披露。最後は全員集合しての『MEET THE WORLD!』で、最高のオープニングを飾ってくれました。
アイドルマスター SideM
M1.Beyond The Dream(アイドルマスター SideM)
M2. トレジャー・パーティー!(菊池勇成/濱 健人/白井悠介)
M3. 永遠(とわ)なる四銃士(仲村宗悟/熊谷健太郎/益山武明/笠間 淳)
M4. Baile Apasionado(古畑恵介/伊東健人/小松昌平)
M5. MEET THE WORLD!(アイドルマスター SideM)
熱いロックサウンドで会場を沸かせたFLOW
続いて登場したのは、ロックバンドFLOW。バンダイナムコ関連作の主題歌を多数手がける彼らだけに、各作品のファンが熱気を持って出迎えていた印象です。
1曲目となった『テイルズ オブ ベルセリア』の主題歌『BURN』ではギターソロと同時に炎が上がるロックバンドらしい演出も。続いて『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』から第1期オープニングテーマ『風ノ唄』と第2期エンディングテーマ『INNOSENSE』の2曲、ラストには『コードギアス 反逆のルルーシュ』から第1期の前期オープニングテーマの『COLORS』と第2期の後期オープニングテーマ『WORLD END』を披露し、オーディエンスを沸かせました。
MCでは、アニメクリエイターたちへのリスペクトを語り、2020年にアニメ関連曲だけで幕張メッセワンマンを開催するとの嬉しい告知もありました。
FLOW
M6. BURN(FLOW)
M7. 風ノ唄(FLOW)
M8. INNOSENSE(FLOW)
M9. COLORS(FLOW)
M10. WORLD END(FLOW)
Do As Infinityが魅せるファンタジックな世界観
「伴さ〜ん!」という女性ファンからの歓声とともに登場したDo As Infinityは『テイルズ オブ』シリーズから2曲を披露。『テイルズ オブ レジェンディア』オープニングテーマである『TAO』では、青と緑のペンライトが会場を美しく彩りました。
『テイルズ オブ アスタリア』テーマソングの『believe in you』とともに、短い時間ながらも作品に寄り添い、ステージと客席が一体化したファンタジックな世界観を作り上げてくれました。
Do As Infinity
M11. TAO(Do As Infinity)
M12. believe in you(Do As Infinity)
玉置成実の登場で『機動戦士ガンダムSEED』ファン大興奮
これまでのバンド演奏によるステージから一転、強烈なダンスビートでイベントを盛り上げてくれたのが玉置成実。『機動戦士ガンダムSEED』オープニングテーマ『Believe』に始まり『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』エンディングテーマ『Reason』を切れ味あるダンスとともに披露。
2003年発売の『Believe』が自身のデビューシングルだったと話したMCからは『機動戦士ガンダムSEED』と『Believe』が長く愛されている作品であると実感させられました。
玉置成実
M13. Believe(玉置成実)
M14. Reason(玉置成実)
M15. Realize(玉置成実)
『テイルズ オブ』シリーズのテーマソングを力強く歌い上げたBONNIE PINK
力強いドラムサウンドが鳴ると、会場からは待ちかねていたかのように大きな歓声が。その楽曲は『テイルズ オブ ヴェスペリア』のテーマソング『鐘を鳴らして』。『テイルズ オブ』シリーズとこの楽曲が多くのファンに支持されていると感じられる瞬間でした。
そして「知らない曲も知ってるフリして楽しんでいただければ」とフェスならではのMCで会場を笑いに包んだ後には『テイルズ オブ アスタリア ~結晶の大地と導きの光~』テーマソング 『We Belong』を披露。力強くも儚い楽曲が会場を包み込みました。
BONNIE PINK
M16. 鐘を鳴らして(BONNIE PINK)
M17. We Belong(BONNIE PINK)
『アイドルマスター シンデレラガールズ』から会場の雰囲気が一変!
そして、ステージはアイドルのライブ会場の雰囲気に一変!『アイドルマスター シンデレラガールズ』のパフォーマンスは、ユニットごとに楽曲を披露するセットリスト。
『できたてEvo! Revo! Generation!』では色とりどりのペンライトが輝き、『ドレミファクトリー!』では客席がオレンジ一色に染まり、ファンの皆さんの楽曲への熱い想いがひしひしと感じられる盛り上がりでした。
最後は『アイドルマスター シンデレラガールズ』テーマソング『お願い!シンデレラ』をアイドルマスター シンデレラガールズの全員で歌い上げ、『アイドルマスター 765 ミリオンスターズ』へバトンタッチ!
アイドルマスター シンデレラガールズ
M18. できたてEvo! Revo! Generation!(大橋彩香/福原綾香/原 紗友里)
M19. ドレミファクトリー!(今井麻夏/春瀬なつみ/小市眞琴/佐藤亜美菜)
M20. クレイジークレイジー(藍原ことみ/髙野麻美)
M21. 美に入り彩を穿つ(立花理香/ルゥティン)
M22. お願い!シンデレラ(アイドルマスター シンデレラガールズ)
これぞアイドル。『アイドルマスター 765 ミリオンスターズ』
すっかりアイドルモードとなったバンダイナムコエンターテインメントフェスティバル。続いて登場したのは『アイドルマスター 765 ミリオンスターズ』。
「後ろの席までちゃんと見えてるからねー!」と、MCで会場を大きく沸かせながら、これぞアイドルともいうべき可愛らしいステージを披露。中でもオリジナルメンバーでの披露が初めてとなった『Eternal Harmony』と『HOME, SWEET FRIENDSHIP』には多くのファンが胸を熱くしたことでしょう。
アイドルマスター 765 ミリオンスターズ
M23. Eternal Harmony(今井麻美/郁原ゆう/愛美/末柄里恵/諏訪彩花)
M24. HOME, SWEET FRIENDSHIP(中村繪里子/渡部優衣/渡部恵子/浜崎奈々/村川梨衣)
M25. 深層マーメイド(沼倉愛美/Machico)
M26. Beat the World!!!(平田宏美/戸田めぐみ)
M27. Flyers!!!(アイドルマスター 765 ミリオンスターズ)
会場に爽やかな風を吹かせたEvery Little Thing
『アイドルマスター』シリーズに大きく盛り上がった会場に、爽やかな風を吹かせたのがEvery Little Thing。『テイルズ オブ リバース』主題歌である、美しいピアノの旋律に導かれるように始まるバラード『good night』が一服の清涼剤のように、東京ドーム中に美しく響き渡りました。
Every Little Thing
M28. good night(Every Little Thing)
「兄貴」ことT.M.Revolutionの登場でボルテージは最高潮!
続いてステージに登場したのは「兄貴」ことT.M.Revolution! 『機動戦士ガンダムSEED』から『INVOKE -インヴォーク-』、『Meteor -ミーティア-』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』から『ignited -イグナイテッド-』、『vestige -ヴェスティージ-』を披露し、圧倒的な歌唱力で会場を魅了。
それにも勝るとも劣らない熱さで語られた作品への溢れる想いには、会場中が大熱狂。『SEED』が結んだ熱い絆を感じられる光景でした。
T.M.Revolution
M29. INVOKE -インヴォーク-(T.M.Revolution)
M30. ignited -イグナイテッド-(T.M.Revolution)
M31. vestige -ヴェスティージ-(T.M.Revolution)
M32. Meteor -ミーティア-(T.M.Revolution)
会場の興奮はMAX!フェスのトリを飾ったアイドルマスター SideM
会場に熱気が渦巻く中、トリを飾ったのは、オープニングで会場を盛り上げた『アイドルマスター SideM』! 『アイドルマスターSideM』の5周年を記念した楽曲『PRIDE STAR』に始まり、なんと先ほど出演したばかりの西川貴教(T.M.Revolution)をゲストに迎え仲村宗悟と『DRAMATIC NONFICTION』をデュエット! ほかでは見られないレアなパフォーマンスに、会場中は大盛り上がり。
各ユニット曲でさらに熱気は高まり、ラストとなる『DRIVE A LIVE』では『アイドルマスター SideM』のみならず、これまでパフォーマンスを披露した全出演者がステージに上がるスペシャルな演出が! 大団円でバンダイナムコエンターテインメントフェスティバルの<DAY1>が締めくくられました。
アイドルマスター SideM
M33. PRIDE STAR(アイドルマスター SideM)
M34. DRAMATIC NONFICTION(仲村宗悟/西川貴教)
M35. 勇敢なるキミヘ(熊谷健太郎/濱 健人/増元拓也)
M36. バーニン・クールで輝いて(益山武明/深町寿成)
M37. Study Equal Magic!(伊東健人/榎木淳弥/中島ヨシキ)
M38. BRAND NEW FIELD(寺島拓篤/神原大地/松岡禎丞)
M39. DRIVE A LIVE(アイドルマスター SideM)
総勢9組のアーティストにより、全39曲ものバンダイナムコエンターテインメントに関連する楽曲が披露された、バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル<DAY1>。終演後にも残る会場の熱気から、<DAY2>への期待も高まります。
2019年10月に開催された「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル」DAY2のレポートはこちら↓
【バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル】DAY2完全セットリスト&レポート
2022年5月に開催された「バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 2nd」のセットリストとレポートはこちら↓
【バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 2nd】DAY1セットリスト&出演者 当日の熱狂を写真とともに振り返るレポート
【バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル 2nd】DAY2セットリスト&出演者 当日の熱狂を写真とともに振り返るレポート
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©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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©いのまたむつみ ©藤島康介 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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【取材後記】
とにかく印象的だったのが、特定の作品や出演者だけが特別盛り上がったりするのではなく、フェス全体を通して満遍なく盛り上がっていた様子。集まったお客さんのコンテンツを愛する心が伝わってくるようでした。
取材・文/坂上 春希
1984年生まれのコンテンツプロデューサー。ライター/カメラマンとしても、ガジェット、ビジネス、インテリア、カルチャー、テクノロジー等の分野に渡りメディアや広告の分野で活動中。