アソビを追求し続けるバンダイナムコエンターテインメント。その本社のエントランスもアソビ心が満載。若手クリエイターやアーティストらによる“アソビ心”をテーマにした研究を発表する「アソビノラボ.」と銘打ってバンダイナムコエンターテインメントのアソビ心を表現した展示でみなさまをお迎えしています。
クリエイティビティを刺激する作品たちに、新たなアソビ誕生の予感!?
バンダイナムコエンターテインメントの本社を擁する田町のオフィスビルの名前が「バンダイナムコ未来研究所」ということをご存じですか?
このバンダイナムコ未来研究所のエントランスでは「アソビノラボ.」と銘打って、さまざまな作品を展示し、未来研究所に訪れる皆さんのアソビ心を刺激しています。
この展示はまさに「アソビ心」をテーマとして、様々なアプローチで研究するというコンセプトで、バンダイナムコのIPや商品といった魅力的な材料をはじめ、若手のクリエイターやアーティスト、社員たちが手掛けた「アソビ」についての研究(パフォーマンス)、その研究成果(作品・展示)を発表しています。
バンダイナムコ未来研究所で働く社員はもちろん、訪れた人たちがその研究発表を楽しんでいただく事で刺激を受け、自分の中に新たな「アソビ」を生み出すきっかけになれば、との想いで行われているエントランス展示です。
アーティストから学生の作品まで!各展示をご紹介
「アソビノラボ.コーナー」
展示スペースの中央のコーナーでは、「アソビ心を研究するラボ」というコンセプトにちなんだ、季節ごとに変わるディスプレイ展示を行っています。季節ごとに表現される「アソビノラボ」の世界観を表現した展示物は、細かいところまでこだわっています。
クリスマスやお正月など、季節に合わせてさまざまな装飾でお客様をお迎えします。
「アーティスト展示」
第一弾のアーティスト展示では、研究者/メディアアーティストの山岡潤一氏の作品、『Morphing Cube』を展示しました。
『Morphing Cube』は、コンピュータグラフィックスの幾何学形状を物理的に再現することで、様々な形状に変形する、キネティックな展示物です。さまざまに変化していく立方体の様子は二次元と三次元の境目を曖昧にする引き込まれる展示です。
立方体の変化していく作品に、しばらく立ち止まって見入る人の姿も。
「バンダイナムコ研究所/バンダイナムコスタジオ」
バンダイナムコ研究所/バンダイナムコスタジオからはさまざまな研究成果の発表展示がなされました。
「ESS(Engine Sound Synthesizer)」はゲーム開発を通じて培った技術から生まれたエンジンの点火・爆発をシミュレートして音を出すエンジンサウンドシミュレーターです。
The AI Gamer “Q56”は「強化学習」によるAIでゲームをプレイするロボットです。人工知能の高度な技術であるAIに、ダンボールでできた体を与え、ゲームをプレイさせることで機械的だった存在を身近に感じられるという応援したくなるロボットの研究です。
「島根スサノオマジック」
バンダイナムコエンターテインメントが運営参画するプロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」所属の「島根スサノオマジック」。パックマンをイメージしたバスケットゴールの軌跡展示が目を引きます。
「学生クリエイター展示企画」
未来を作っていく学生クリエイターの作品展示を通じて、未来のアソビ創出に向けて活性化を促す学生展示企画。
学生展示ではデジタルハリウッド大学在学の平松レイナさんの作品や、アジア独自の多様な文化と、科学と芸術の融合が生み出す優れたデジタルコンテンツを発展させるための総合イベント「ASIAGRAPH」の作品が展開されました。
平松レイナさんより、今回の展示に際してコメントを頂きました。
平松レイナさんコメント
「アソビノラボ」の学生展示第一弾という貴重な機会をいただけて光栄でした! 展示作品の「ジェネ写」には「おばあちゃんになっても年齢など気にせずファッションを楽しめる世界を作りたい」という思いが込められています。エントランスといったスペースでの展示は初だったので期間中はずっとソワソワ。たまたま作品を見て下さった方が報告をくれたり! 新しい意見がいただけたり、さまざまな方にお力を貸していただことにより今後の作品作りのヒントがたくさん見つかりました。
「アソビノラボ.」は、今後も展示内容を更新してさまざまな研究を発表=展示していきます。目にするだけでも面白く楽しめる作品ですが、そこから刺激されてアソビ心あふれる新たな技術や商品の開発につながるきっかけになるかもしれません。バンダイナムコエンターテインメントが追求するアソビ心が新たなアソビを世の中に届けていけるように、そんな想いが込められたエントランスです。
取材・文/アソビモット編集部