アソビに本気に取り組むバンダイナムコエンターテインメント。この夏休み、たくさんの子どもたちにアソビを通した学びを提供したいという想いで「こども霞が関見学デー」に出展したんだそう。このイベントで、子どもたちはどんな体験をしたんでしょうか?
「こども霞が関見学デー」で、パックマンを通してものづくりの楽しさを体験
文部科学省をはじめ、26府省庁や企業などが連携し、省内見学や業務説明などを通して、小・中学生・幼児たちが広く社会を知る体験ができるイベント「こども霞が関見学デー」(2018年8月1日、2日開催)。
ちょっとお堅そう? なこのイベントに、バンダイナムコエンターテインメントがブースを出展! 夏休みに入ってから、毎日「宿題は?」が口グセの、2児の小学生をもつライターが、潜入取材をしてきました。
「こども霞が関見学デー」とは?
「こども霞が関見学デー」って、大臣室で大臣のイスに座れたり、省庁の業務内容を教えてもらったり、というイベントなのでは? そう思っていたけれど、実は多くの企業、学校、全国各地の自治体も参加していて、霞が関をぐるっとめぐるだけで、子どもたちが世の中の様々な業界や仕事を知り、体験できるとのこと。毎年、夏休みの時期に開催されるので、子どもの自由研究にもピッタリですね。
作る楽しさを体験。君だけのオリジナルゴーストを作って遊ぶゲーム『パックマン ゴースト&ステージ メーカー』
今回、子どもたちがこのバンダイナムコエンターテインメントブースで体験できるのは、Web上で無料で遊べる『パックマン ゴースト&ステージメーカー』というゲーム。
『パックマン』といえば、発売から30年以上親しまれています。パックマンと同世代の私にとっては、なんとも懐かしくお馴染みのキャラクターですが、実は時代に合わせてちょっとずつ変化し続けています。この『パックマン ゴースト&ステージメーカー』は、パソコン、スマホ、タブレットがあれば、いつでもどこでも気軽に遊べるんですって。
もちろん、パックマンがパクパクとクッキーを食べ進めるのは昔のゲーム と同じなんですが、『パックマン ゴースト&ステージメーカー』には、新しいアソビの要素が加わっています。なんと、行く手を阻む敵キャラ・ゴーストを、「自分オリジナルで作ろう」というもの!
インターネット環境とスマホやタブレットなどの端末があれば、世界中の人が遊べる『パックマン ゴースト&ステージメーカー』。自分の作ったゴーストが敵キャラとして世界中で活躍するんですって。パックマンって、世界の共通言語なのかも!?
楽しみながらITリテラシーを高める
昨今、小学生の習い事で人気急上昇のプログラミング。子どもたちにプログラミング的思考を身につけてもらうことが目的のようです。しかし、「何か始めたほうがいいとは思うけれど、何から始めたらいいのかわからない」というのが、親としても悩むところではないでしょうか。もちろん、私もその一人です。
プログラミングと聞くとプログラムコードをテキストで記述するような、やや敷居の高いイメージがありますが、中には子どもが扱いやすいプログラミング言語もあるようです。それは、「ビジュアルプログラミング」という視覚的なオブジェクトを配置する言語で、子ども向けのプログラミング学習でも用いられているんだそう。
この『パックマン ゴースト&ステージメーカー』は、そんなビジュアルプログラミングというものに近しい体験ができるツールなのではないかな?と感じました。まだプログラミングを始めたことのない子でも、自分が目、鼻、口といった視覚的な顔のパーツを組み合わせて、作ったゴーストをWeb上で動かしている……! 楽しみながらプログラミングを捉え、ITリテラシーを高めているみたい!
親たちには懐かしく、子どもたちには新鮮。新しい体験を生み出すパックマン
子どもたちの引率でお疲れ気味の保護者たちも、「パックマン! 懐かし~!!」と子どもの頃に戻ったよう。自分が子どもの頃に遊んだ話を、息子さんの前で自慢げに話すお父さんもチラホラ。
新しく加わった要素の敵キャラ作りを体験するお父さん、お母さんも多く、逆にそんな親たちを見て、「パックマン、知ってるの?」と子どもたちも興味津々です。
【取材後記】
取材後、帰宅して子どもたちにパックマン ゴースト&ステージメーカーの話をすると、「やってみたーい!」とのこと。小1のムスメと小3のムスコ、それぞれの世界観が表現された思い思いのゴーストを作り出しました。
ゲームの中で敵として登場すると、「うわーっ、出てきた~!!」と大歓声。自分で作ったキャラが、ゲーム画面の中で右に左にうろうろ動き回るなんて、そりゃ興奮マックスです!
ちなみに、「パックマン、よくやったなぁ」と懐かしがっていたうちの夫は、深夜にこっそりゴーストを作って、翌朝、子どもたちと遊んでいました。家族が作った敵キャラにゲーム上で遭遇する、なるほど、こういうコミュニケーションもあるのだなと感心。
子どもがゲームばかりで遊んでいると心配になってしまう親心もあります。けれど、こういったアソビに夢中になれる体験が、子どもの「何かを生み出す力」を育むことを目の当たりにしました。
今回のイベントには取材でお邪魔しましたが、来場者の子どもたちと、一緒に本気で遊ぶバンダイナムコエンターテインメントの社員のみなさんを見て、「来年は子連れで来るぞ!」と早くも意気込んでいます……!
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取材・文/羽生田由香
ライター。子どもたちに、いつ頃、どんな、ゲームやデバイスを与えるべきかを悩む、2人の小学生のママ。