城崎広告はエンタメ企業発のヴァーチャル広告代理店。実在の企業からリアルな商品やサービスのPRを受託するという、これまでにない新規事業です。有名企業とのコラボを続々と果たす城崎広告が、今度は社歌まで作っちゃいました!
城崎広告の社歌に込められた想い
城崎広告の社歌制作ができるまで
社歌の制作が発表されたのは、城崎広告の1周年記念イベント「社員総会」でのこと。当時を振り返り、城崎律子社長は「作ることだけを決めて発表し、そこから企画に着手した」といいます。
その後、「チアリング社員には参加してもらうべき」「どのように参加してもらうのか」といったことを社内で議論したんだとか。そこで出された結論は、「みんなで歌う城崎広告社歌制作クラウドファンディングプロジェクト」。
社員9名がメインで歌い、チアリング社員がコール&レスポンスという形でCDの収録に参加しました。
チアリング社員と一緒に歌う! 社歌収録イベント
――城崎広告の社歌制作が決まった当時の感想を教えてください。その理由もお聞かせください。
朝日奈 彬さん:
城崎広告でサラリーマンとしていろいろな新しいことにチャレンジすることは本当に刺激的でしたが、まさか歌をうたうことになるとは予想もしていませんでした! すごく驚きましたし、同時にそれ以上にワクワクしたことをよく覚えています。やっぱり、チャレンジときくとテンションが上がるのが城崎広告ですからね!
――城崎広告の社歌プロジェクトに参加して感じた、新しさや楽しさはなんでしょうか?
大神 勇人さん:
やっぱりチアリング社員と一緒に歌えたことが一番新しかったし、楽しかったっす! どうやったらみんなで歌えるのかいろいろ考えて、それが実現できた時はほんと胸がいっぱいになったっすよ!! 歌はもちろん、いろんなオレたちらしいことを盛り込んだイベントにできたんで、全力で楽しませてもらいました。
――“ドラマティックリアルお仕事ドラマ”として、働く人を応援する城崎広告ですが、社歌の詞と曲に共感したこと、またはご自身が励まされた経験はありますか?
水上 芳樹さん:
ふふ、すごく面白い歌ですよね。前向きでキラキラとした曲に、働く人ならだれもが共感するような、ある意味生々しいくらいのリアルさを持った歌詞が組み合わさっている。エンタメ出身でありながら、広告業界に飛び込んだ僕たちらしい歌になっていると思います。個人的には、ソロパートで歌わせていただいた「妥協甘えどれも許せない」というフレーズは常に自分の芯として支えにしていますよ。
倉知 蓮さん:
共感っていうか、ちょっとかなり刺さる歌詞ですよね……まあでも、それだけリアルってことなのかなって思います。個人的にはコールアンドレスポンスできるパートがあるのは、盛り上がれて楽しいかなって思います。光る棒ふりたい……なんて。
――城崎広告の社歌で密かに、または個人的に挑戦したことについて教えてください!
夕永 俊介さん:
挑戦、ですか……歌うこと自体がおおいなる挑戦でしたが……そうですね、正直に真摯に向き合って歌うことを常に意識しました。社歌を名乗るからには、城崎広告の会社としてのポリシーやコンセプトが明確に打ち出されている曲と歌詞になっています。社員として、それに恥じることのないよう、胸を張って心から歌うことに挑戦しました。
こんなにキラキラワクワクする社歌って珍しいと思うんだよね~。だからボクもめいっぱい楽しく歌うようにしてみたよ! みんなで歌うのはもちろんだけど、ボクらしく歌っておけば聴いてるチアリング社員もきっと面白がってくれるんじゃないかなって思ってさ!
「SYAIN⇄SHINE」制作者の想い
今回作詞を担当したバンダイナムコエンターテインメントの石田さん、作曲を担当したバンダイナムコスタジオの大久保さんにコメントをいただきました!
━━作詞についてのこだわりポイントをお聞かせください!
サビ頭のタイトルにもなっている「SYAIN⇄SHINE」です。SYAIN(社員)とSHINE(輝く)のダブルミーイングになっているのですが、これは城崎広告社員とチアリング社員のみなさんがお互いを刺激し合って共に輝いていくという関係をイメージしています。まさにタイトル自体がコールアンドレスポンスの構造になっています。
そしてこのフレーズをインスピレーションにすべての歌詞を構成しています。ただちょっとだけ胸が痛いフレーズの数々は千歳原部長からいただいた、もっと働くことの厳しさを入れて欲しいというオーダーを反映したものになっていますが……(笑)
━━特にコール&レスポンスのところが、力強いメッセージですよね! チアリング社員自身が声に出して言うことで、自分自身を応援するような意図があるんでしょうか?
石田:
業務で無理難題やピンチにぶち当たって「やってやるぞ!」とやる気のリミッターを外してがむしゃらに頑張る時ってあるじゃないですか? その時の湧き上がる闘志とそれを支えるチームの一体感みたいなものをコール&レスポンスの形に落としてみました。また働く上でシゴトは楽しいことばかりではないのは、世の中のどんな仕事でも同様だと思います。現状好きじゃないと思っていても「シゴトスキ」と、前向きな城崎広告の社員達と声高らかに言うことでみなさんの日々の仕事がもっと好きになって、誇り持ってもらいたいという意図が込められています。ぜひ、会社に行きたくない! そんな日の朝の通勤時に聞いて欲しいです(笑)
━━続いて、作曲家の大久保さんにお聞きします。一般的な社歌にはない爽やかな曲調ですが、社歌を制作することになった頃から爽快感のある曲をイメージしていたんですか?
大久保:
プロジェクトメンバーから「社歌」を作りたいという打診があった時から、普通の会社の「社歌」のようなモノを作ろうとは思ってませんでした(笑)。城崎広告初の歌・音楽ということでしたのでアニメのオープニングにように、ストレートにこのコンテンツを印象づけるような主題歌に仕立てるのがベストと考えてこのような曲調としました。
ファンのみなさんが「チアリング社員」ということでしたので、ライブで応援コールが入れやすい曲構成にしつつ三本締といった「手締め」のリズムを起用し、ライブなどを通じて社員、チアリング社員がみんな一緒に頑張る会社組織をイメージしたところは「社歌」としての意味合いを工夫したところでもあります。
━━パッと見の印象とか、普段の人となりとかだと、爽やかな曲を歌いそうにないキャラクターもいますよね。でも曲を聴くとキャラのイメージを損なわず、むしろギャップ萌え! 制作のときに工夫したことはなんでしょうか?
大久保:
確かにメロディラインの音程が高めだったこともあって、収録の時にキャラとしてハマるかどうか心配される方もおりましたが、キャストのみなさん、さすがプロフェッショナル。キャラのテイスト織り込みながら素敵に歌っていただけました。仕事への熱い思いを歌うので通常よりも明るく、声を張るイメージにし、男性ボーカルがより爽やかで魅力的に聞こえるように意識してみた感じです。
クリエイターにして組織人である石田さんと大久保さん。仕事の楽しさもツラさも味わってきたからこその表現、刺さります……!
城崎広告社員が2019年への抱負を語る!
昨年の社歌イベントを振り返りつつ、新年の抱負を語る会を開いた城崎広告社員一同。会話の内容をコッソリ聞いちゃいました。
猫渕:
企画の段階からいろいろ盛り込みすぎちゃったけど、チアリング社員のみんながちゃんとついてきてくれたおかげで、素晴らしいイベントになったと思います。みんなの声が返ってきたとき、すごく気持ちよかったなぁ。
千歳原:
趣味で続けていた音楽がこうして仕事に活かせる日がくるとは、サラリーマン人生とは不思議なものです。チアリング社員の声が入って完成したライブ音源は個人的にも一生の宝物ですね。
菅原:
一般的な社歌制作の枠を超えた様々な挑戦は城崎広告ならではの取り組みといえます。個人的にはステージでチアリング社員のレスポンスを受け取った時、これまでにない興奮を覚え、歌と人の力の片鱗に触れられたと考えています。貴重な経験をありがとうございました。
朝日奈:
制作発表からイベントまで全力で走り続けられたのはチアリング社員のおかげです!本当に楽しかった! 歌うって最高ですね!
大神:
イベント最高だったっす!またやりたいっす! つうか、何回だってチアリング社員と一緒に歌いたいっす!! 次のチャンスがもしあるなら、蓮もきっと一緒がいいっすね。
水上:
いつもwebやSNSの向こうで共に活動してくれているチアリング社員と、あれほど近い距離で同じ時間を過ごせたことが本当に嬉しく思うよ。みんな、身だしなみもすごく素敵だったしね。
夕永:
数多くのスタッフさんの力を借りて、そしてチアリング社員の前に立って、おれたちがいかに多くの人に支えられているかを実感しました。本当に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
菱乃木:
ボクたちもサイコーに楽しませてもらったけど、チアリング社員のみんなもすっごく楽しんでくれたんじゃないかな? あはっ、みんなの笑顔、すごくよかったと思うよ!
倉知:
仕事の都合でイベントに参加できなくて残念な気持ちはありますけど……でもひょっとして、会場に行けなかったチアリング社員もおれと同じ気持ちなのかなって。そういう意味では同じ気持ちの仲間になれるのかも、なんて思います。
千歳原:
全員、飲み物は行きわたったか? よし、では城崎広告社歌収録イベントの成功と、新年を祝して、乾杯!!
全員:乾杯!!!
猫渕:
いやぁ、イベントの後もバタバタしていたら、あっという間に年が明けちゃったね。打ち上げがすっかり遅くなっちゃってごめんごめん。
夕永:
収録イベントは終わりましたが、プロジェクトはまだ終わっていませんからね。ライブ音源やイベント映像の編集に、リターン品の量産と発送もこれからです。
朝日奈:
もちろん夕永の言うとおりだけどさ、今夜はとにかく楽しもう! イベントから一か月たったのに、俺まだあの日の興奮が忘れられないよ。
大神:
うっす! オレ、城崎広告に来てほんと良かったと思ったっす……! 彬センパイとあんなキラキラしたステージに立てて、チアリング社員のみんなの笑顔もいっぱいみられて、ほんと、社歌さいこーっす!!!
菱乃木:
花道のある舞台だったから、わんわんもいっぱい走り回れてよかったよね。ボクも何かしかけておきたかったんだけどなぁ。
菅原:
大勢のスタッフが心血を注いだ舞台と演出です。賢悟君のいたずらを忍び込ませる余地はありませんよ。
菱乃木:
ちぇー。たしかに数臣クンの監視が厳しくて全然手が出せなかったよー。
水上:
ふふ、本当に素晴らしいイベントだったな。参加できなくて蓮は本当に残念だったね。
倉知:
そうですね。人前で歌うなんてこわすぎるから、正直仕事が入った時はほっとしてたんですけど……今思うとやっぱり残念でした。もちろん、個別の歌は収録させてもらいましたし、ビデオメッセージで出演までさせてもらってありがたかったですけど。
大神:
あーっ、ほんっとそれな! 教次サン!! オレ、イベントもっかいやりたいっす! つーか、あの日参加できなかったチアリング社員だっていっぱいいると思うんすよ! 絶対もったいないっす! Twitterみりゃわかるっしょ!? 今もう城崎広告には3万人以上のチアリング社員がいるんすよ!!?
朝日奈:
お、大神、気持ちはわかるからちょっと落ち着こう。ほら、水でも飲んで。
夕永:
……おれも大神に賛成だ。おれたち城崎広告はまだ立ち止まるわけにはいかない。チアリング社員の声を一人残らず取り入れるまで、社歌は完成しないんだ……! よし、さっそく企画書をつくろう。社歌収録全国ツアーだ!!!!
猫渕:
あはは、夕永くんは今夜も飲みすぎちゃったみたいだね……
水上:
まったく……ほどほどにしておくようにとあれほど言ったのに。まあでも、全国ツアーは冗談としても、これからも城崎広告が歩みを止めないというのには大賛成だよ。
千歳原:
酒の席とはいえ、好き勝手なことを言うものではないぞ。水上の言うとおり、俺たちは次の一手を見据えなければならん。今回の収録イベントは無事に終わった。そのうえで、次の一手を戦略的に打つことができれば、城崎広告の未来もつながり、広がっていくだろう。
菅原:
そうですね。成長を続けていけば、チアリング社員も3万人でとどまりはしないでしょう。新たな年の抱負として、新たな数値目標を立てるべきです。
菱乃木:
いいねいいね、面白くなってきたね!
倉知:
あーあ、みんなだいぶお酒はいっちゃってるよ……けど、おれももう少し、ここでがんばることになるのかな。
朝日奈:
2019年が城崎広告にとって一層すばらしい一年になるように……チアリング社員のみんな、今年もよろしくお願いします!
【編集後記】
社歌『SYAIN⇄SHINE』収録イベントにお邪魔して、社員の歌とチアリング社員のみなさんのコール&レスポンスに励まされたファンファーレ取材班。
次はどんな展開が計画されているんでしょうか! 2019年の『城崎広告』の活躍、ますます期待です。
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取材/ファンファーレ編集長・ナカノ
写真/山﨑美津留
フリーカメラマン。撮影は多岐に渡る。ドラマ撮影にも参加。