1980年5月22日、渋谷でゲームの歴史を変えるタイトルのロケーションテスト※が行われました。そのゲームこそがアメリカをはじめ世界中で大ヒットし、今も愛され続けている『パックマン』。40周年を迎える2020年の今年、『パックマン』シリーズは「Join the PAC」をテーマにさまざまなジャンルとのコラボや新作リリースを予定しています。今回はその一部と、担当者が「Join the PAC」に込めた思いについて聞いてきました。
※開発中のゲームを一般公開し、ユーザによるテストプレイを行うこと
「Join the PAC」に込められた思い
世界中から愛される『パックマン』の記念すべき40周年、どのような展開が待っているのでしょうか? アニバーサリーに込めた思いを第3IP事業ディビジョン ライセンスプロダクション パックマンルーム 熊谷美智子さんにお聞きしました。
――『パックマン』40周年のテーマ「Join the PAC」にはどのような思いが込められているのでしょうか?
熊谷:ワクワクで溢れた『パックマン』の世界により多くの方に入ってきていただき、パックマンを自分の身近な存在として感じて欲しいという思いで「Join the PAC」をテーマにしました。
ありがたいことに、『パックマン』の認知度は現在、世界中で90%以上もあります。この認知度の高さと40周年というきっかけを生かして、みなさんが「ただパックマンを知っているだけ」の状態ではなく、グッズやゲームなどさまざまなサービスに触れていただき、世界中のみなさんの身の回りに『パックマン』がたくさんある状態を築きたいと考えています。
――40周年の施策を実施するにあたり、こだわっている点などを教えてください。
熊谷:「パックマンのグッズってこんなにかわいいんだ!」「パックマンのコラボ、いいね!」と思ってもらえるような施策を実施していきたいと考えています。さまざまな方に『パックマン』を好きになっていただいて、 世界中のみなさんから「日々の生活の中でパックマンがそばにいてくれてよかったな」と思っていただけるコンテンツを目指し、期待されるような存在になりたいですね。
――『パックマン』のこれからの10年、20年はどのような存在を目指したいと考えていますか? ゲーム、コラボレーション、イベントなどジャンルを問わずお聞かせください。
熊谷:もちろん、グッズなどのライセンス面でも拡大はさせていきたいのですが、『パックマン』のもともとの始まり、コアといえるのはゲームですので、 「食べる」と言う人間にとって切っても切れない大切な『パックマン』のテーマを大事にしながら、ゲームも新作を発表していきたいです。さまざまな方向に進化させ、世界中のお客様に新鮮さや驚きとともに『パックマン』を楽しみ続けていただけるよう展開していきたいと考えています。
また、今回コラボさせていただいたBMWのCMのように 広告で活用していただき、みなさんの生活の中にさまざまな方面からアプローチし、パックマンを楽しんでいただくことも目指したいことのひとつです。広告で『パックマン』が活用されることで、 多くの方に『パックマン』とお取り組み先様のサービスの魅力両方が伝わり、価値を高めていけると良いですね。
――パックマンのライツご担当者として、ここ最近のパックマン人気はいかがでしょうか?
熊谷:『パックマン』の最初のアーケードゲームが好きだった層は40歳以上ですが、今はピクセル調の絵柄がゲームやファッションの分野でブームになった影響で、10代20代の若い世代にも新鮮さととも注目されていると感じています。
地域に関しても、以前は圧倒的にアメリカでの人気が高かったのですが、若い世代が新しい目で『パックマン』を「クールだな」「カワイイな」と思ってくれているので、日本やアジアでも注目が高まっていますね。追い風が吹いていると体感しているので、これを活かし、新しいお客様に向けてさまざまな『パックマン』を発信していきたいです。
見逃せない! コラボ&リリースが続々登場
「Join the PAC」というテーマの通り、『パックマン』はさまざまなジャンルとコラボ予定! 待望の新作リリースも発表されました。気になる情報をチェックしましょう!
『Minecraft』に『パックマン』のゲームパックが登場!
自由にブロックを配置し世界を構築して建築したり、冒険に出たりできる大人気サンドボックスゲーム『Minecraft』と『パックマン』がコラボ!『パックマン』の世界観を再現したダウンロードパックを配信中。
ダウンロードパックには『パックマン』のゲームが入っていて、なんと『Minecraft』のゲーム内で『パックマン』をプレイすることができます。さらには『パックマン』のメイズを自分なりにカスタマイズすることが可能です。
詳細はこちらからチェック!
『パックマン』サウンドをモチーフにした楽曲が続々
2020年秋に『パックマン』生誕40周年を音楽で彩るコンピレーションアルバムを発売予定。世界的テクノアーティストKEN ISHII(ケンイシイ)による『パックマン』40周年公式テーマトラック「JOIN THE PAC」を筆頭に、国内外さまざまなシーンで活躍するアーティストが『パックマン』サウンドをモチーフに制作した楽曲が一挙収録されます。ジャケットデザインはイギリスの、The Designers Republic™が手がけ、マスタリングは元電気グルーヴのメンバー、砂原良徳が担当しています。
さらに、CDリリースに先駆け、参加アーティストのスプリットシングルを先行配信リリース!
『PAC-MAN 40th ANNIVERSARY COLLABORATION vol1〜3』
主要配信ストア:iTunes Store、Apple Music、レコチョク、mora、Spotify、LINE MUSIC、KKBOX、NetEase他
<vol.1>
2020.5.22 リリース
収録アーティスト:KEN ISHII / パソコン音楽クラブ
KEN ISHII「JOIN THE PAC (Original Mix – Official Theme Song for PAC-MAN 40th Anniversary )」
KEN ISHII「Infiltrate The PAC」
パソコン音楽クラブ「EAT&RUN」
配信リンク: https://linkco.re/4BzGR0EG
<vol.2>
2020.6.24 リリース予定
収録アーティスト:sasakure.UK / 中塚武
sasakure.UK 「PAC-MAN NEVA PAX!!」
中塚武 「Ladies and PAC-MAN」
<vol.3>
2020.7.24 リリース予定
収録アーティスト:バッファロードーター / DiAN (静電場朔, A-bee, immi)
バッファロードーター 「Dots In The Maze」
DiAN (静電場朔, A-bee, immi) feat. 小老虎 (J-Fever) 「饕餮 TAOTIE」
DiAN (静電場朔, A-bee, immi) 「PAC-MAN Fever」
Twitch向けゲーム『PAC-MAN LIVE-STUDIO』近日提供開始
Amazon Gamesと共同でTwitch向けのゲーム『PAC-MAN LIVE-STUDIO』を開発中。このゲームはなんと、Twitchユーザー間で同時プレイができる4人対戦の『パックマン』だとか。
配信者と視聴者が同時に遊べるだけでなく、メイズのカスタマイズも自由にできるため、遊び方が広がりそうです。
プラットフォームはPCブラウザで、無料プレイを予定しています。近日提供開始予定ですので、楽しみにお待ちください!
詳細はこちらからチェック!
『パックマン』シリーズ3作品の楽曲・プレイリストをサブスクで配信
Spotify, Apple Music 等各サブスクリプション音楽配信サービスにて、シリーズ3作品の楽曲とプレイリストが配信スタート。『パックマン』シリーズの名作に使われた名曲たちを聞いて、お祝いムードを高めましょう!
ジャイアントレースに『パックマン』登場!
サンフランシスコのジャイアンツ・エンタープライゼスとパートナーシップを締結、ジャイアンツが開催するマラソン「ジャイアントレース」にイメージキャラクターとして登場します。さらに、パックマンのバーチャルレースの開催が決定! 40歳になったパックマンは、今後もジャイアントレースと協力して、健康的な生活の大切さを伝えていきます。 詳細は近日ジャイアントレース公式サイトで発表されますので、お見逃しなく!
『パックマン』が日本の老舗を応援!「老舗とアソビプロジェクト」
日々進化する日本の伝統文化を、40年間革新を続けてきた『パックマン』が応援するコラボレーションプロジェクトを開始! 「伝統は革新の連続である」というキャッチフレーズの元、日本各地の老舗ブランドとのコラボレーションによる商品やサービスを、2020年夏以降、順次発表、発売していきます。プロジェクトの詳細は、今後『パックマン』公式サイトにて随時発表していくのでお楽しみに。
『転スラ』と『パックマン』の意外な共通点!?
TVアニメ『転生したらスライムだった件』と『パックマン』のコラボキャンペーンがスタート! 2020年10月から第2期が放送されるTVアニメ『転生したらスライムだった件』の公式ポータルサイト内に、 『転スラ』×『パックマン』のコラボグッズを購入できる「転スラストア」がオープンしました。Tシャツやキャップ等のコラボグッズが数量限定で販売されます。「捕食」「食べる」と言った共通点を持つ主人公同士のコラボは注目です!
また、2020年5月28日より、特設サイトにてコラボ記念Twitter用アイコンの配布を開始予定。6月2日からは、公式ポータルサイトにて「コラボゲーム」が公開されます。『パックマン』のゲーム性はそのままに、ゲーム内のアイテムが『転スラ』の世界のものに変わっている特別仕様のゲームです。
さらに、『転スラ』の主人公であるリムル=テンペストの名前にかけて、挑戦回数が累計66,610(リムル・テン)回を突破したタイミングで、原作・伏瀬先生書き下ろしのSS(ショートストーリー)が公開されます。
その他キャンペーンやイベントの詳細は、こちらからご覧ください!
バンダイナムコエンターテインメント公式Twitterではキャンペーンを実施!
さまざまなジャンルとのコラボやグッズ発売、イベントが控えている40周年アニバーサリー「Join the PAC」。バンダイナムコエンターテインメント公式Twitterでは、キャンペーンを実施します!
【取材後記】
大変ありがたいことに、パックマンのお祝いメッセージも他社様のTwitterアカウントから続々と届いています!
(新日本プロレスの選手や、まさかのあのキャラクターとのコラボも…!?)
どんな投稿になっているのか?ぜひご覧ください!
→ハッシュタグはこちら!#パックマン40周年 #pacman40th #pacmanbirthday
また、今後の40周年キャンペーンについてもアソビモットで掲載していきますので、お見逃しなく!